アンチエイジングに効果的な化粧品の成分は?種類や特徴を解説

「アンチエイジングに興味があるけど、どうやって始めたらいいのかわからない」
「どの成分が入っている化粧品がおすすめなの?」

アンチエイジングを始めたいと思っても、どの成分がいいのかわからず結局いつも使っている化粧品を手にしてしまうことがあるのではないでしょうか。そこで今回は、アンチエイジングに効果的な成分を目的別にそれぞれご紹介します。

アンチエイジングとは


アンチエイジングとは、簡単に説明すると肌の老化対策をすることです。「エイジング」は老化を意味しているので、抗老化とも言われます。年齢を重ねるにつれて増えていくシワやシミ、たるみなどの肌悩みをケアすることが目的です。

しかし、お肌の老化をピタリと止めることは残念ながらできません。そのため、実際は年齢に応じたケアを意味する、エイジングケアを行っていくことになります。

肌が老化する原因


お肌が老化していく原因でもっとも大きな割合を占めているのは紫外線です。老化の原因は約80%が紫外線だと言われているほど、私たちのお肌に大きな影響をもたらします。

よく車を運転する方は右半身と左半身を見比べてみてください。比べたとき、いつも窓側にあるほうがシミやシワが多いはずです。これは、コラーゲンやヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞に紫外線がダメージを与え、さらにメラニン色素の生成を促進していることが原因。紫外線の影響でできるシワは加齢によるものよりも深く刻まれるため、年齢サインが出やすくなります。

【保湿】エイジングケアに効果的な化粧品の成分


30代になると、お肌の水分量だけでなく皮脂量も急激に減少していきます。そのため、30代前後はお肌の乾燥が気になり始める年齢です。

お肌が乾燥していると化粧ノリも悪くなったり肌荒れしやすくなったりとトラブルがつきません。トラブル知らずのお肌を手に入れるためにも保湿はエイジングケアをするうえで、とても重要です。

コラーゲン

豚や魚などに含まれる成分を抽出して作られます。コラーゲンはお肌のハリや弾力を支える土台のようなものです。コラーゲンとひとくちに言っても、実はⅠ型やⅡ型などいくつか種類があります。

全部で29種類あるコラーゲンのうち、人の皮膚に存在しているのは9種類です。お肌のハリや弾力にはⅠ型とⅣ型、Ⅶ型の3つのコラーゲンが深く関係しています。

ヒアルロン酸

ハリや弾力の土台となるコラーゲンを取り囲むように存在しているのがヒアルロン散です。わずか1gで6リットルもの水分を抱え込めるほど保湿力に優れています。

しかし、ヒアルロン酸の量は30歳の時点で20歳の頃と比べて65%にまで減少してしまうもの。そのため、しっかりと補ってあげることが大切です。

ヒアルロン酸は分子量の大きさによっていくつか種類があります。分子量の小さなものは角質層のより深くまで浸透し、大きなものはお肌の表面で保護膜を作って保湿効果を発揮することが特徴です。

セラミド

セラミドはお肌の表面にある角質層に含まれて、細胞と細胞をつなぎとめる役割をはたすと同時に、バリア機能にも働きかけるものです。セラミドが水分を挟み込むことでお肌のうるおいを保持し、外の刺激からお肌を守ります。お肌が乾燥しがちでトラブルが起きやすい方におすすめの成分です。

エラスチン

エラスチンはコラーゲン繊維をつなぎとめるように存在しています。赤ちゃんのころに作られるエラスチンは、その後、新たに生成されることはありません。年齢とともに壊れていくため、基本的には外から補っていく必要があります。

アミノ酸

天然保湿因子(NMF)の約40%を占めるアミノ酸。スポーツ飲料やサプリメントなどにも配合されているアミノ酸は、保湿効果をもつことでも知られているのです。アミノ酸はお肌がもともともっている天然の保湿成分ですが、外からの刺激により酸化したり流出したりすることがわかっています。

プロテオグリカン

プロテオグリカンはヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進する働きがある成分です。また、プロテオグリカンそのものにも高い保湿効果があります。かつては1gで3,000万円もするとても高価なものでした。しかし、研究が進んだこともあり近頃ではさまざまな化粧品に配合されています。

【シミ】エイジングケアに効果的な化粧品の成分


ターンオーバーが遅くなり、メラニン色素がなかなか排出されなくなるとシミが目立つようになってきます。シミがあるだけで見た目年齢が大きく上がってしまうため、日頃からシミができないように予防しておくことが大切です。

イデベノン

美容大国の韓国でエイジングケア成分として注目されているイデベノン。コエンザイムQ10の10倍、ビタミンCの4倍以上もの働きがあることが大きな特徴です。お肌にハリを与え、日焼けによるシミやソバカスを予防します。

ビタミンC

メラニン色素の生成を抑制することで、日焼けによるシミやソバカスを予防する成分です。また、コラーゲンが作られる過程でもビタミンCが必要になるため、お肌のハリやうるおい、弾力を守る役割もはたします。

トコフェロール(ビタミンE)

トコフェロールは「若々しさを保つためのビタミン」とも呼ばれている成分です。効果としてはお肌を健やかにしなめらかに整えます。コラーゲンの働きをサポートすることでも知られているエイジングケア成分です。

アルブチン

メラニン色素を作るときに必要となるチロシナーゼという酵素の働きを抑えるアルブチン。メラニン色素が過剰に分泌されることを抑えるため、日焼けによるシミやソバカスの予防が可能です。ハイドロキノンと構造が似ていることでも知られています。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは「お肌の漂白剤」と言われることもある美白成分です。ビタミンCの10~100倍もの効果があるとされ、メラニン色素の生成を抑えたり、メラニン色素を作る工場であるメラノサイトそのものに働きかけたりします。

トラネキサム酸

トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、医薬部外品の成分として承認されています。メラニン色素の生成を抑えたり、肌荒れを予防したりする働きがメインです。日焼けによるシミや肌荒れが気になる方に向いているでしょう。

4MSK

正式名称は4-メトキシサリチル酸カリウム塩。メラニン色素を作るときに必要になるチロシナーゼの働きを抑えます。医薬部外品の成分として承認されており、肌荒れを予防して健やかに保つ働きも期待されている成分です。

金コロイド

金をナノレベルにまで小さくしたものを金コロイドと言います。日焼けによるシミやソバカスを予防したり、お肌を健やかに若々しく保ったりする効果をもつことが特徴です。エイジングケア用の化粧品によく配合されています。

【シワ】エイジングケアに効果的な化粧品の成分


お肌が乾燥すると、小ジワがどうしても目立ってしまうもの。小ジワ対策にはうるおい補給と皮膚の柔軟性を保つことが大切です。

レチノール(ビタミンA)

レチノールは乾燥による小ジワを目立たなくするエイジングケア成分の王道として知られています。お肌に浸透してお肌をなめらかに整えることで、小ジワが目立たないふっくらとしたお肌に整えてくれるのです。日焼けによるシミやソバカスを予防する効果もあります。

レスベラトロール

レスベラトロールは赤ワインやブドウの皮に含まれている成分です。ポリフェノールの一種で、お肌を健やかに保ち若々しい印象をもたらします。お肌にツヤとハリを与える効果も期待できるでしょう。

コエンザイムQ10(ユビキノン)

コエンザイムQ10は私たちの体内にもともと存在している成分です。エネルギーを作る働きのほか、お肌を若々しく保つ働きなどもあります。健康食品に配合されている成分としても有名で、毎日を活力的に過ごしたい方から人気です。

【肌荒れ】エイジングケアに効果的な化粧品の成分


お肌がプツプツと荒れていると、どんなにメイクをしてもなんとなく気分が上がりませんよね。医薬品を使って治療するのももちろんよいですが、肌荒れを予防する効果のある化粧品を使って日頃からケアをしておくことも忘れてはいけません。

ツボクサエキス

ツボクサエキスは古くにトラが自身を癒すために体をこすりつけていた、という言い伝えがあるハーブの一種です。肌荒れを予防する効果に優れていることから、韓国ではすでにさまざまな化粧品に配合されています。

プラセンタ

プラセンタは胎盤から抽出される成分です。胎盤は針の穴ほどのサイズしかない受精卵を約3kgもある赤ちゃんにまで育て上げることから、古くから神秘的な働きがあるのではと注目されてきました。肌荒れの予防はもちろん、コラーゲンやヒアルロン酸の生成に関わることから若々しい肌を保つ成分としても知られています。

まとめ

アンチエイジングはいつまでもお肌に自信をもって生きていきたい方にとって永遠のテーマです。老化を食い止めることは現代の医学を総動員させてもできませんが、年齢に応じて適切なケアをすることは今日からでもできます。自分の肌悩みにあった成分が配合されている化粧品を選んでエイジングケアを始めてみましょう。

この記事を書いた人

     

岡本 妃香里

美容ライター OTC医薬品薬剤師
ecliss協力部門:ビューティートピックス

経歴:
2008年 崇城大学 薬学部薬学科 入学
2014年 崇城大学 薬学部薬学科 修了
2014年 薬剤師免許 取得

その他資格:化粧品検定1級、スポーツファーマシスト

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