肌荒れの原因はこんなにある!症状や対策方法を知って健康的な肌を目指そう
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ポツンとできたニキビ、ほほや口周りのカサつき。どんなに丁寧なスキンケアを心がけていても、肌荒れを完全に防ぐことは難しいものです。いったいなぜ、肌荒れはおきてしまうのでしょうか。
ここでは、肌荒れの原因から対策方法まで詳しくご紹介します。内側と外側の両方からケアして、肌荒れに負けないお肌を手に入れましょう。
目次
肌荒れで見られる症状
「肌荒れ」とひとくちに言っても、症状はさまざまです。具体的にどのような症状が出るのでしょうか。
- 肌がかさつく
- ニキビができる
- お肌が赤くなる
- 吹き出物ができる
- 肌がゴワゴワする
- 皮がむける
肌荒れで見られる症状は人によって異なりますが、このような症状が出てきたら肌が荒れていると考えてよいでしょう。
改善されない肌荒れの主な原因:外的要因
洗顔やクレンジング等スキンケアをしても肌が荒れるときはもっと根本的なところに原因がある場合があります。スキンケアをしてもおこる肌荒れの原因は、内臓やホルモンバランスなど内側からの原因と、紫外線や摩擦などの刺激による外側からの原因2つです。まずはしっかりスキンケアをしなかった場合を含めて外側からの原因について見ていきましょう。
原因①.日焼け
日焼けは肌荒れの大きな原因です。老化の原因の約80%は紫外線が原因と言われているほど日焼けは肌にとって大敵であることがわかっています。
お肌にダメージを与える紫外線は、UV-AとUV-Bの2種類です。UV-Aはヒアルロン酸やコラーゲンなどを作っている線維芽細胞にダメージを与えます。そのため、お肌の潤いを保持する力が弱まり、乾燥しやすくなることが大きなデメリットです。
UV-Bはお肌の表面にダメージを与えるため、赤みや日焼けの原因となります。日焼けするとお肌が赤くなるのは、このUV-Bが原因です。
原因②.お肌に残っている皮脂や汚れ
適当なスキンケアによりお肌に皮脂や汚れが残ったままだと、そこから雑菌が繁殖し肌荒れすることがあります。皮脂や汚れをエサに雑菌が繁殖し、ニキビや吹き出物などができてしまうのです。
とくに皮脂はニキビの原因となるアクネ菌が繁殖する原因となるため、洗い残しには十分に気をつけなければいけません。
原因③.花粉症
意外かもしれませんが、花粉は肌荒れの原因にもなります。花粉症を発症しているということは、体が花粉を異物と見なしているということ。そのため、お肌の表面に付着した花粉が肌の負担となり赤みやかゆみを起こしてしまいます。
花粉症の季節になんとなく化粧ノリが悪い、小さな吹き出物がたくさんあるといった症状が見られたら、花粉のせいも考えられるでしょう。
原因④.お肌に合わない化粧品
基礎化粧品やメイク用化粧品など、お肌をきれいにするために使っているものが実は肌荒れの原因となっていることも少なくありません。肌に合わない成分が入っている化粧品を使い続けることでお肌にダメージが蓄積してしまうのです。
化粧品を変えたり止めたりすることで肌荒れが良くなった場合は、もしかしたら普段使っている化粧品が合っていない可能性があります。
原因⑤.マスクの着用による摩擦
お肌は私たちが思っている以上にとてもデリケートなものです。毎日着用しているマスクが肌荒れを引き起こすこともあります。マスクを着用しているとお肌とマスクの間で摩擦が生じることで負担をかけてしまうのです。
また、マスクが長時間にわたり触れていることで、お肌の水分がマスクに吸収され肌が乾燥してしまうこともあります。水分量が少なくなったり肌の表面に摩擦がおきたりするとバリア機能の低下を招き、肌荒れを引き起こしてしまうのです。
また、摩擦そのものによりお肌がかさついて赤みや肌荒れなどの原因となることもあります。
肌荒れの主な原因:内的要因
次に体の内側から来る原因について見ていきましょう。
原因①.水分不足によるお肌の乾燥
お水を飲まなさすぎると肌が乾燥してしまい、乾燥はお肌の大敵です。お肌は十分な水分量を保つことで健やかな状態を保ち、刺激から守っています。しかし乾燥した状態が続くと、うまくバリア機能が働かなくなりさまざまな刺激を受けやすくなるのです。
原因②.ホルモンバランスの乱れ
とくに女性で多いのが、ホルモンバランスの乱れによる肌荒れです。生理前後で肌の調子が悪くなってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。生理前や妊娠中は、皮脂分泌量を増やすはたらきのある黄体ホルモンが増えるため、荒れやすくなってしまうのです。
原因③.睡眠不足
成長ホルモンが多く分泌される睡眠中にお肌のターンオーバーは盛んになります。睡眠不足が続くと、ターンオーバーが乱れて肌荒れをおこしやすくなってしまうものです。正しいサイクルでターンオーバーが回らなくなることで、余計な角質がお肌の表面に残り、肌荒れを引きおこします。
原因④.内臓の調子が悪い
胃腸とお肌は、密接に関係しています。胃腸の調子が悪くなると、お肌にも影響が出てしまうのです。食欲がわかなかったり胃のムカつきがあったりするときにお肌の調子が悪い場合は、胃腸が原因だと考えられるでしょう。
原因⑤.油っこい食べ物の食べ過ぎ
お肌は食べたものの影響を大きく受けます。油っこいものを食べ過ぎると皮脂の分泌が多くなるため、雑菌が繁殖しやすくなるのです。
肌荒れを改善する対策方法:外側からのケア
肌荒れを改善するには、外側と内側の両方からのケアが必要です。外側からのケアは今日からでも始められるものばかりですので、ぜひ始めてみてください。
対策①.日焼け止めを使う
日常生活で紫外線ほどお肌に刺激を与えるものはありません。紫外線は肌の乾燥や肌荒れを起こすだけではなく、シミやそばかすの原因にもなります。紫外線の10~20%は屋内にいても降り注いでいるので、外に出るときだけでなく家の中にいるときもSPF値は15,PA++程度でかまいませんので日焼け止めを塗るようにしましょう。
対策②.クレンジングと洗顔に力を入れる
肌荒れを防ぐためには、クレンジングと洗顔をしっかり行うことが基本です。クレンジングで皮脂やメイクを落とし、落としきれなかった汚れを洗顔で取り除きます。
ガッツリとメイクしている方や皮脂が毛穴に詰まりやすい方は、オイルクレンジングを使うと落としやすいでしょう。お肌に残っている汚れは雑菌が繁殖する温床となるので、毎日しっかり落とすことが大切です。
対策③お肌をしっかり保湿する
保湿をすることで、お肌のバリア機能を整えられます。バリア機能が十分に働くことで、お肌の水分が蒸発するのを防いだり、異物の侵入から守ってくれたりするのです。バリア機能はお肌の水分量が保たれていないと十分に発揮されません。
とくに、細胞間脂質の約50%を占めると言われるセラミドが不足すると、バリア機能が低下しやすいことがわかっています。お肌の乾燥や肌荒れが気になる方は、セラミド配合の基礎化粧品がおすすめです。
対策④.十分に保湿してからマスクをつける
マスクでお肌が荒れてしまうのは、主に摩擦や乾燥が原因です。そのため、マスクをつける前にお肌を保湿しておくことで、肌荒れを防ぐことができます。
化粧水や乳液、クリームなどでも構いませんが、長時間マスクをつける場合や肌荒れがひどい場合はマスクがあたる部分にワセリンを塗っておくのがおすすめです。ワセリンがお肌を保湿しながら保護してくれます。
肌荒れを改善する対策方法:内側からのケア
肌荒れを防ぐには紫外線対策やスキンケアも大切ですが、内側からのケアも欠かせません。睡眠をしっかり取り、お肌を健やかに保つビタミンを積極的に摂りましょう。
対策⑤十分な睡眠を取る
お肌のターンオーバーを促す成長ホルモンの分泌を促すために、睡眠時間をしっかり確保することが大切です。ターンオーバーが活発になり始める22時には寝るのが理想ですが、難しい方は深い睡眠が取れるように心がけましょう。入眠から3時間後に成長ホルモンが分泌され始めるので、細切れではなく1回の睡眠で十分に眠ることが大切です。
対策⑥お肌にいいビタミンを摂る
肌荒れのよいと言われるビタミンB2とビタミンB6を積極的に摂りましょう。ビタミンB2はたんぱく質の代謝に関わりのあるビタミンです。お肌の大部分はたんぱく質からできているので、代謝がスムーズになることでお肌を健やかに保てます。
ビタミンB6は皮脂の量をコントロールするのに役立つビタミンです。皮脂分泌を正常に近づけてくれるため、ニキビができやすい方はとくに意識して摂りましょう。ビタミンB2は卵やレバーなどに、ビタミンB6はまぐろやバナナなどに多く含まれています。
肌荒れを改善する対策方法:その他のケア
スキンケアや食事とあわせて、余裕がある方は運動も取り入れてみてください。
対策④適度な運動を取り入れる
肌荒れを改善するためには、外側と内側の両方からケアをすることが基本です。もし時間や体力にまだ余裕があれば、運動を取り入れるとさらに効果的。体を動かすことで血液のめぐりがよくなります。
さらに汗をかくことで、毛穴にたまっていた皮脂や汚れが排出されやすくなるため、お肌を健康に保つ効果もあるのです。幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌も盛んになるので、気持ちも明るくなることでしょう。
対策⑧どうしても治らないときは皮膚科を受診する
何をしても肌荒れが改善しないこともあります。そのようなときは、皮膚科を受診することも大切です。塗り薬や保湿剤を処方してもらうことで、肌荒れがすぐに改善することも少なくありません。
とくに雑菌の繁殖が原因で肌荒れをおこしている場合は、薬を使わないと改善しないケースもあります。1~2週間ほどケアをしても改善の兆しが見られない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
また生理前になると肌荒れしやすい方は、低用量ピルや漢方薬を服用することで改善されることも多いものです。低用量ピルや漢方薬は皮膚科や婦人科で処方してもらえます。
まとめ
肌荒れは日焼けや花粉、お肌の乾燥やホルモンバランスの乱れなどが原因でおこります。原因がわかっている場合は、うまく対策して肌荒れを改善していきましょう。とくにお肌が乾燥しがちな方は、保湿に力をいれることが大切です。お肌に水分を補給することで、バリア機能がしっかりとはたらきやすくなります。
どうしても肌荒れが改善しない場合は、早めに医療機関を受診すると原因にあった治療薬を処方してもらえるでしょう。普段から肌荒れのケアをしておくこと、そして肌荒れが長引くときは早めに医療機関を受診することが美肌を保つうえで大切なことです。
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