正しいニキビケアの方法とは?原因から治療方法まで詳しく解説

「ニキビ用の化粧水でお手入れしても治らない」
「しっかり洗顔しているつもりなのにニキビが増える」

ちゃんとケアしているのに、なかなか治らないニキビにお悩みの方は多いでしょう。このような方は、もしかしたら正しいニキビケアができていないかもしれません。ニキビにいいと思ってしていることが、実はかえって悪化させている可能性もあるでしょう。

そこで今回は、ニキビができる原因から正しいニキビケアの方法までご紹介します。正しい方法でケアができれば、しつこいニキビもきっとよくなるはずです。

ニキビができる原因


アクネ菌の繁殖は、ニキビができる原因の1つとして知られています。アクネ菌は皮脂をエサにして繁殖し、皮膚に炎症を起こす物質を作ることでニキビを作ってしまうのです。

ニキビをケアするためにはアクネ菌を繁殖させない土台を作る必要があります。逆にアクネ菌が繁殖しやすい環境が続くと、ニキビができてしまうので注意しなければいけません。

脂っこい食事やインスタント食品の食べ過ぎ


脂っこい食事を摂りすぎると、皮脂の分泌量が増えることがわかっています。揚げ物や脂身の多いお肉を食べた翌日になんとなくお肌がベタつく感じがするのは、食事によって皮脂量が増えているためです。

皮脂量が増えるとアクネ菌が繁殖しやすくなるため、ニキビもできやすくなります。また、インスタント食品の食べ過ぎも原因となることがあるでしょう。油分が多いことも関係していますが、インスタント食品ばかりを食べているとお肌の健康を守るためのビタミンが不足しやすいことも原因です。

化粧をしっかり落としていない

化粧がお肌に残っていると毛穴が塞がれてしまいます。毛穴が塞がれると、皮脂が毛穴の外に出ることができません。すると、毛穴の中にどんどん皮脂がたまっていき、アクネ菌が繁殖しやすい状態となってしまいます。

また、残っている化粧により雑菌が増え、お肌で炎症が起きてしまうこともあるでしょう。このほかにシャンプーやコンディショナー、ボディーソープなどの流し残しも雑菌を繁殖させる原因となります。

正しい洗顔ができていない

間違った方法で洗顔を続けることで、お肌に汚れが残ったままだったり角質がたまったりしている状態になります。汚れや角質は毛穴を詰まらせる原因となるため、間違った洗顔はアクネ菌を繁殖させる原因です。

また洗浄力の強すぎる洗顔料もニキビができる原因となります。皮脂を必要以上に取り除いてしまうため、お肌のうるおいが不足してバリア機能が低下してしまうのです。

保湿がしっかりとできていない

ニキビをケアするために保湿を避けている方もいるでしょう。しかし、水分量が不足したお肌はかえってニキビができやすくなります。水分が不足するとバリア機能が十分にはたらかなくなるため、アクネ菌を含む雑菌が繁殖しやすくなるのです。

また乾燥しているお肌にどうにかうるおいを与えようと、お肌自身が皮脂の分泌量を増やしてしまいます。油分を与えすぎる保湿はニキビを悪化させることがありますが、乾燥しすぎも実はよくありません。

妊娠や生理前でホルモンバランスが乱れている

とくに女性は、ホルモンの影響でニキビができやすいものです。生理前や妊娠中は、普段よりも黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えています。黄体ホルモンは皮脂の分泌量を増やすはたらきがあるため、生理前や妊娠中はニキビができやすくなるのです。

男性ホルモンの分泌量が増えている

男性と女性問わず、20代前後から30代になると男性ホルモンの分泌量がピークに達します。男性ホルモンには皮脂の分泌量を増やすはたらきがあるため、この時期になるとニキビがどうしてもできやすくなるものです。いわゆる思春期ニキビは、男性ホルモンの影響でできることがわかっています。

間違ったニキビケアの方法に注意


「ニキビができているときは、なるべく頻繁に顔を洗うほうがいい」
「化粧水はさっぱりしたものを使うべき」

ニキビは皮脂の分泌量と関係があるため、とにかく皮脂を取り除こうとするケアをしている方も多いものです。しかし、そのケアが逆にニキビができやすい状態を作っている可能性があります。

1日に何度も洗顔をする

過度な洗顔は厳禁です。皮脂を取り除きすぎると、かえって皮脂量の分泌が増えてしまいます。皮脂はお肌を保護するために必要なものです。また、熱いお湯で洗い流すのもお肌にはよくありません。お湯の温度が高いことで必要以上に皮脂が取り除かれてしまうためです。

洗顔は朝と夜の2回、ぬるま湯で優しく洗うようにしましょう。もちろん、すすぎ残しがないように丁寧に洗顔料を落とすことも大切です。

洗顔のときにゴシゴシこする

ゴシゴシこすることでお肌に刺激を与えてしまいます。こすると汚れが落ちそうな気持ちにはなりますが、お肌に負担を与えてニキビができやすくなるだけなので優しく洗うように心がけましょう。

お肌は刺激を感知するとメラニン色素を作り出すはたらきもあります。そのためゴシゴシ洗いはニキビ跡やシミなどの原因にもなるため注意が必要です。

さっぱりした化粧水を使う

ニキビができているときに油分が多い化粧水やクリームなどを使う必要はありません。しかし、あまりに使い心地がさっぱりとしているものは避けましょう。お肌の水分量が減ることでバリア機能が低下し、不足したうるおいを補うために皮脂の分泌量が増えてしまいます。

ニキビで悩んでいる方のなかには、お肌の乾燥が原因の方も意外と少なくありません。お肌がカサついているのにニキビができやすい方は、保湿不足を疑ってみましょう。

正しいニキビケアの方法


では、ニキビをケアするためにはどのような方法でケアをすればよいのでしょうか。エステサロンや高い化粧水を使わなくても美肌は叶えられます。

余分な皮脂を取り除く

ニキビのケアは、まず余分な皮脂を取り除くことが大切です。洗顔は1日に2回以上すると皮脂を取り除きすぎてしまうため、あぶらとり紙を使って小まめに取りましょう。

あぶらとり紙はお肌に必要な皮脂は残したまま、余分な皮脂だけを取り除くことが可能です。お肌をこすらないようにトントンとやさしく当て、お肌をスッキリした状態で保つように心がけましょう。

角質ケアをする

角質がたまると毛穴を角質が塞いでしまうため皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。アクネ菌は皮脂をエサに繁殖するため、角質ケアはニキビを治すためには欠かせません。

また、毛穴に皮脂が詰まった状態が続くと、角栓ができてしまうこともあります。角栓はいちご鼻やメイクのりを悪くする原因です。日頃から角栓がたまらないようにケアするよう心がけましょう。

洗顔用のスポンジを使ったり、酵素洗顔で洗ったりして角質ケアをすることがおすすめです。酵素洗顔にはたんぱく質を溶かす酵素が入っているため、角質をすっきりと取り除くはたらきがあります。

普段の洗顔料を酵素洗顔に変えるだけで簡単に角質ケアができるので、ぜひ取り入れてみてください。

保湿をしっかり行う

ニキビができているときこそ保湿をしっかり行いましょう。とはいえ、油分が多いものを使うのはニキビが増える原因になるのでおすすめできません。

お肌の奥からうるおいを満たすコラーゲンやヒアルロン酸、角質にうるおいを与えてバリア機能を保つセラミドなどが配合されているものがおすすめです。お肌に水分をしっかりと届けることで、皮脂量の分泌を減らしてバリア機能を高め、健やかな状態を保つことができます。

睡眠をしっかり取る

十分な睡眠時間を確保し、質のよい睡眠を取ることも大切です。お肌の新陳代謝を促す成長ホルモンは、寝ている間に分泌量が増えます。とくに寝始めてから4時の間は成長ホルモンがより多く分泌されるゴールデンタイムです。

夜更かししがちな方は早めに寝るように心がけましょう。寝る2時間前までには食事を終え、直前にスマートフォンやパソコンを見るのを避けると睡眠の質をよくすることができます。

スキンケアでよくならないときはニキビ薬を使ってみよう


正しい洗顔方法やスキンケアを行っても、どうしてもニキビが改善しないこともあります。とくに男性ホルモンの量が多くなったりホルモンバランスが崩れたりする時期は、なかなか治らないこともあるでしょう。

そのようなときは薬にも頼ってみてください。もちろん、最初は市販薬でも構いません。炎症が起きている赤ニキビには抗炎症作用のあるグリチルリチン酸毛穴に皮脂が詰まってできた白ニキビはイソプロピルメチルフェノールやレゾルシンなどの殺菌成分が入っているものを選んでみてください。

それでも治らないときは皮膚科へ


炎症がひどく膿んでいる黄ニキビや、市販薬を使っても治らないニキビに悩んでいる場合は皮膚科を受診してみましょう。毛穴のつまりやコメドを改善するレチノイドや、雑菌をやっつける抗生物質などを処方してもらえます。

そのほか、専用の器具で毛穴に詰まっている皮脂を取り除いたりピーリングで角質をきれいにしたりすることも可能です。適切な治療を始めることですぐにニキビが改善されることもあるため、皮膚科の受診も考えてみてください。

まとめ

ニキビのケアは、正しい方法で行わなければ症状をより酷くしてしまうことがあります。洗顔は1日に2回までにとどめ、皮脂を取り除きすぎる洗顔料は避けましょう。またゴシゴシこするのも肌のためにはよくありません。

洗顔後はヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどが配合された化粧水でしっかりと保湿をしてあげてください。正しい方法でニキビケアをしても改善されないときは、市販薬を使用したり皮膚科を受診したりすることも検討してみましょう。

この記事を書いた人

     

岡本 妃香里

美容ライター OTC医薬品薬剤師
ecliss協力部門:ビューティートピックス

経歴:
2008年 崇城大学 薬学部薬学科 入学
2014年 崇城大学 薬学部薬学科 修了
2014年 薬剤師免許 取得

その他資格:化粧品検定1級、スポーツファーマシスト

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